アワダチソウに克つ:航空法伐採跡地
バックの林の生長具合も興味深いですが、大きな木以外は一つ一つ目印を立てたものです。
詳細は下の記事で。
画像は、ほとんど同じ場所でオオアワダチソウの繁茂で木が生えていないところです。
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2012年11月 アワダチソウの繁茂がわかります。
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2016年5月
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2017年5月
下は2012年の記事です現在の様子と比べてみたくて再掲しました。
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http://d.hatena.ne.jp/noken/20120613
航空法伐採跡地の植生管理ですが、5月に1000個の目印を立てた萌芽、実生、在来草本、在来種の播種や実生の移植場所等のまわりのオオアワダチソウ等の外来種を中心に草抜きを行いました。
全ての草を抜くのではなく、目印の周囲を抜くことによって、機械刈りしやすくするのです。
機械刈りの欠点は、全ての植物を刈ってしまう可能性があることです。この場合、目的の植生まで回復する道のりが遠くなってしまいます。
帯広の森のカシワ林を想定した場所ではとくに「丸刈り」すると、オオアワダチソウ等外来種の勢いが強くなり、これではもはや何のための場所なのかわからなくなってしまいます。
航空法伐採跡地では、高木になるはずの木を低く、あるいは灌木類で低い層を作り、その下には在来植生を導入することで、帯広の森の目的である「原風景」を復元することが目標です。
目標とする植生が、帯広本来の植生(潜在植生)に近いと、現在の状態から誘導するには、経験と勉強、そして時間と手のチカラが必要になってきます。しかし、そこで得られた経験や知恵、知識、そして何よりも人のつながりは未来へ残すべき大切な遺産と言えるでしょう。
………とはいえ、1000カ所以上もあるんです。大変なんですよ!でも、地道に楽しみを見つけながら続けていると不思議と進んでいるものなのです。
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