エゾリスの会 非公式ブログ!

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ https://noken.hatenablog.com へ引っ越し

         https://noken.hatenablog.com  へ引っ越ししました。

6月19日活動4つまとめて!

この日はモニ1000鳥類調査 → 里山をつくろうプロジェクト → モニ1000チョウ調査 植物調査 の4つの活動がありました。
これは鳥類調査のときにみたサイハイラン。木の葉が繁ると調査しながら鳥の写真を撮るのは難しいですね。

 
里山をつくろうプロジェクトは除草です。今年は8月までずっと除草です。
航空法に対応するための皆伐地で、10メートル程度に木の高さを押さえる必要があります。ノリウツギなどの低木を周辺部に植え、それ以外は次世代の実生(木の芽生え)を利用して若齢あるいは背の低い管理をするという見通しです。赤テープの棹はその実生の目印です。

 
なかにはこのクサレダマのような在来種の草本も見られます。ここの場合は固まってみられたので囲みました。自然植生とは舗装道路で隔てられており、長年耕作地だったため、このような植物は貴重です。

皆伐地なので太陽の光がもろに当たり、外来植物 特にここの場合はオオアワダチソウ(要注意外来生物)が強烈に繁茂し、帯広の森が目標とする在来の自然は取り戻しにくくなります。
当面は除草するしか無いのですが、面積が広いため機械刈りも必要になるため、間違って刈ってしまわないように目印を立てるのです。

今回は「森の少年隊」「カンナ・カンナ」など帯広の森にかかわる団体の方達や帯広市みどりの課や帯広の森の森づくり協議会も参加しています。
 
これはオオアワダチソウの根です。とても長いだけではなく、ほかの植物の成長を抑えるような化学物質を出すといわれています。途中経過ですがもはやこんなに繁茂しています。目印を立てた「残す植物」のまわりのオオアワダチソウは半径2mくらい抜いておくのです。このことによって草刈りしやすくなります。


これは、試験的に高いところで伐った木で、たくさん芽が出ています。これを萌芽といいます。この伐り方で後の管理ががうまく行けば、全てを地際で伐らなくてよくなるのです。

午後からは植物&チョウのモニ1000です。
  

ブログ管理人はチョウ調査に参加しています。カラフトヒョウモンをはじめて確認しました。

 
キマダラセセリ サカハチチョウ このほか、ミヤマカラスアゲハ キアゲハ ウシバシロチョウ(ウスバアゲハ) クロヒカゲ シロオビヒメヒカゲ ヒメウラナミジャノメ ベニシジミ ツバメシジミ ルリシジミ などなど17種類のチョウを確認しています。

 
ほかの昆虫もいました。エゾスズ キタイトトンボ

   

調査の途中で見つけたコケイラン。調整池のまわりは外来種天国でした。

次回は7月10日 内容は今回と同じです。意欲がある限りどなたでも参加出来ますし、植物でもなんでもだんだんわかるようになります。里山では除草チームは大募集です!お茶係だけでもいいです。作業しなくても休憩時のお茶などの準備だけでもかまいませんよ。大歓迎です。

そして、7月24日「上手なチョウの捕まえ方教えます」参加募集しています。
  詳細は http://d.hatena.ne.jp/noken/20110622