鳥・除草・植物・チョウ&今後の予定
6月は非常に活動数が多くて、よく頑張った!というところでしょうか。7月21日も似たような状態ですね、参加者お待ちしております。
6月21日報告
モニ1000鳥類調査
天候はいまいちでしたが、時期的に曇っていた方が遅い時間までさえずっているので都合が良かったです。参加された皆さんご苦労様でした。
マガモ オオジシギ アカゲラ コゲラ ヒヨドリ シジュウカラ ハシブトガラ キバシリ キクイタダキ センダイムシクイ コサメビタキ ノビタキ キビタキ アカハラ コルリ ノゴマ クロツグミ ベニマシコ カワラヒワ アオジ などなどを確認出来ました。この時期になるとメジロの声が聞こえなくなりますね。カケスが夏場も見られます。
里山をつくろうプロジェクト
航空法伐採地のシラカバ林跡地の林床管理です。
オオアワダチソウの地下茎の長さと、今回の「戦果」です。
このように手で抜いていきます。なぜ手か。
このような自然に生えてきた小さな木が多いのです。機械刈りでは刈ってしまう恐れがあるので、その周りの除草をします。
ベニバナイチヤクソウがありました。右の画像は離れてみたところ。外来種に圧倒されやすい感じが想像出来ます。機械刈りでは確実に見逃してしまうでしょう。
エゾヤマザクラやコブシなど、さまざまな木が生えだしています。残念ながらヤマブドウが姿を消しました。
スズメバチの巣です。女王蜂単独で営巣している時期ですので、接触しても攻撃せず、逃げていきました。中に幼虫が見えます。ちなみに巣はそのままにしてあります。スズメバチは昆虫界のライオン。生態系管理には益虫と呼んでもいい重要な存在です。人に直接危険がない限りはそのままにしておきます。
ある程度手で取れば、草刈り機が使えます。このとおり!
モニ1000植物調査
ベニバナイチヤクソウは花が終わりそうエゾヤマザクラは結実
サイハイラン
クルマバツクバネソウが実になりかけています。 クマイチゴ
ミズバショウも結実 ここでは貴重なミヤマエンレイソウも結実
27日たそがれ観察会
ちゃんとコノハズクの声を聞きましたよ!
天候不良のため、チョウ調査は中止しましたが、翌週天気がいいので28日緊急実施!
チョウを捕らずにトンボを捕る人たち(笑)
ここのところの雨で出来た水たまりに、ヨツボシトンボ クロイトトンボ エゾイトトンボ キタイトトンボが来ていました。まじめにトンボビオトープ化したらいいのになぁと思った。アマガエルも卵を産みそうだし。
ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)
ウスバシロチョウがいた場所の環境です。もう一息でオオウバユリが開花しそう。
この他に、ヒメウラナミジャノメが多数。クロヒカゲ サトキマダラヒカゲ オオモンシロチョウ エゾスジグロシロチョウ モンキチョウ ベニシジミ ツバメシジミ などでした。
実はチョウの調査でこんなに出たのははじめてです。40個体以上が観察されたと思います。でも、「帯広の森」はチョウが少ないという印象です。しかしエゾエンゴサクを食草とするウスバシロチョウが確認で来たのは収穫でした。
最後にチョウの調査中に見つけたエゾリスの事故。昭和61年植樹の比較的近くでしたが・・・こうやって人知れず起こっている事故も多くあるのでしょう。