エゾリスの会 非公式ブログ!

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ https://noken.hatenablog.com へ引っ越し

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3月15日の里山は間伐

除伐と言った方がいいのかな?
いつもの里山活動地のはるか南、野球場に近い方の林で作業します。

この地図の赤いマークの場所です。

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この場所は、植樹祭で植えたのではなく、カシワの木を帯広の森内部から移植してきたものです。
移植密度が低かったことと、カシワの生長がそれほどよくなかったことでスペースが生まれ、そこにシラカバとヤナギ類が生育しています。林床植生の多くはかなりしつこい外来生物のオオアワダチソウです。

シラカバなどがかなりモヤシ状態で生えてきており、非常に密度が高いため、一斉に倒れる可能性があること、かなり荒れた様相を呈しているということ、木が込みすぎてアワダチソウの除去作業がやりにくいと言うことなどが理由です。
シラカバやヤナギをすべて伐るのではなく、モヤシ状態の解消と、鬱蒼とした感じを解消し、ややさわやかな状況にしたいということが狙いです。林縁部は割と残す方針ですが、林のボリューム感の維持と林内環境の激変の緩和のためです。

ここの木はとても細いので、手ノコで容易に倒せると思いますし、危険も少ないため、この一年はこの林の保育作業が多くなると思います。比較的参加しやすい作業だと思いますので、お試しください。
また一部航空法関連の伐採が入るため、どのような管理が適当か試みることもあると思います。(きっと日当りがよくなって外来種が元気になってしまう)

この区域の北端では「表土移植による植生回復」を試みている場所があり、その内部や周りでオオアワダチソウの除去を行っています。除去することで、エゾレンリソウやクサフジの仲間など在来種の野草が少しずつ見られてきました。草取りをしていない区域はまだまだ外来種天国なので、どのようなコントロールが望ましいか、手入れをしながら考えていきたいと思います。