3月15日シラカバ除伐
間伐というよりは除伐という感じで(林業では間伐木を材として出荷するのが間伐、しないのが除伐と聞いております)、木が細いので手鋸でばんばん伐れます。来月も行いますので、のこぎり使ってみたい人はどうぞご参加ください。
「里山をつくろうプロジェクト」は帯広市に許可を得て、「帯広の森」の造成計画に基づいて手入れをしています。許可なく木を伐ったり、積んである伐木を持ち去ることは出来ません。都市公園法違反となりますのでお気をつけ下さい
木の込み具合はこんな感じです、平成6年か7年にカシワの木を移植したのですが(道路拡幅にかかる「帯広の森」内の木を移植)、その木が見えませんね。この密度のまま成長すると、一斉倒木が起こる可能性が高いです。見た目にも林の保育の面から見ても、好ましくありません。
赤いずずらんテープを巻いた木は「残す木」です。おもに林縁部に残します。また、かなり大きくなったシラカバや、キツツキ類の餌をとるための木と思われるものは現場の判断で残しました。ヤナギやヤマハンノキもすこしありますが、これも残しました。
積雪が50センチ以上あります。スノーシューをはいて、雪の上で伐ることになります。雪解けすると1メートル近い高さで木が残ることになりますので、4月にもう一度整理します。
伐った跡です。これで樹齢12、3年でした。モヤシ状態です。立て札の足にはいい感じの太さです。これらは調査や活動のための看板、チップ化、それから、ナメコの植菌もアリかなぁと考えています(ちょっと細いけど)。
・休憩です!伐ったシラカバが早速テーブルや椅子がわりとして活用されました。この日は、パウンドケーキやおこわ、サンドイッチなど食べ物が豊富。飲み物は一応お湯と紅茶パックなどを持って行くのですが、食べものは思い思いの持ち寄りなのです。お茶の世話だけやりたいという方でも大歓迎ですよ!
手前が伐った場所、奥がこれから伐るところです。
林分の外側から見たところです。画像の中央から右が伐ってない場所。左が伐った場所です。手前のシラカバは林縁なので残っています。
こんな風に淡々と林をコントロールして行くことは、見た目よりもずっと歓びがあります。決して「がんばりすぎない」ように気をつけていますので、作業そのものがストレス発散になります。もちろん、「自分がこう手をかけたので、数年後に林がこうなった」ということはとても勉強になります。その変化が、自分自身が生きているペースと似通っていることが、歓びのヒミツであるような気がします。
決して派手ではありませんが、淡々と、森づくりに参加してみませんか?