え?WWFJがキャップ集め?
リンクはしません(誤った活動を広げたくないので)が、世界野生生物基金WWFの日本の支部がこのように非常に間違った活動を広げようとしています。主催は中日新聞ですが、私はあきれています。
非常に不愉快かつ、失望を感じます。
WWFJは単純な計算も出来ないのでしょうか?
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人と自然が調和して生きられる未来を築くために、ぜひエコキャップアニマルキャンペーンにご参加いただき、WWFの環境保全活動にご支援くださ いますようお願い申し上げます。
WWFジャパン 業務室
◇ペットボトルキャップをエコキャップアニマルに入れて、絶滅に瀕した動物を救おう!
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キャップ収集運動は、消費を増やすシステムしか持っていません。
減らすことは出来ません。
まとめは以下の記事にあります。
http://d.hatena.ne.jp/noken/20090310
ペット飲料7本ぶんの消費活動で,その生産から消費までに掛かったCO2エミッションが1kgになってしまいます。みなさん、収集ボックス一杯で何キロのCO2を出したことになるか計算してみてください。
ボトル消費をじぶんで減らし、減らした分だけ募金すればいい話でしょう!
この運動が動物の絶滅を後押しする事はあっても助けることないと自分は思います。
WWFがこんな馬鹿な運動の片棒を担ぐなんて、心底がっかりです!!
このままではWWFがいままで積み上げてきた信用が地に落ちかねません。ボトルキャップ収集が環境負荷を上昇させることはちょっとした計算でわかるからです。ちょっとしたパラダイムシフトでこの運動は逆評価となるでしょう。
中日新聞の論理性の無さにもあきれます。
自分たちで効力を検証したのでしょうか?
マスコミの不見識は今にはじまったことではないので驚きはしませんが、がっかりはします。
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この件についてWWFJにメールを送ったところお返事をいただいております。
それにともなってタイトルを変更しました。(以前のタイトルは ふざけるな!WWF)
いくつか今後やり取りがあるかもしれませんので、落ち着いたところで記事にしたいと思います。
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メールの一部です。
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確かに、ボトルキャップ収集運動は、労力的及び経費的負担対効果
は非常に低く、中日新聞社様から、募金先としてWWFを希望して
いるとのお話が寄せられた時に、その点を検討いたしました。結果、
自然保護(今回の場合は、「生物の多様性」について)に関心を持っ
てもらうキッカケになることを目的として、募金先を引き受けた次
第です。
ただ、言われているように、消費を促すことになっては本
末転倒ですので、下記2点を徹底するように、中日新聞社様と相談
の上、告知方法を考慮させていただきます。
①本来、資源やエネルギーの浪費を最小限まで減らすことが大切
②その上で発生したキャップのみを回収場所に持参すること
以前、小学校のPTAが主催した牛乳パックリサイクル運動から募
金をいただいたことがあります。その時、PTA会長が「子供達は、
牛乳パックを多く持っていこうとして、普段飲む量よりも多く牛乳
を飲んだようです。次回は、この運動の主旨をきちんと説明する必
要があります。」と言われてました。
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そして…
結局この文言がついただけに終わりました。
※当事業はペットボトル商品の購買を促進するものではありません。
はあ????それだけなの????上のメールとずいぶん勢いが違うなぁ・・・またまたがっかりorz
北海道新聞の以下の記事の取材において(記事にはなっていないが)キャップ収集団体は「総合的にエコかどうかは計算していません」といったそうです。
キャップ一個燃やしたときのCO2量をただ言ったにすぎないのです。それって・・・・「消防署の方から来ました」といって消防署から来たと思わせるのとどう違うのでしょうか?
・・・WWFJはエコロジカルフットプリントがどうとか言ってますが、この計算くらい出来るでしょう。全く検討せずに、この運動の片棒を担いでいる。・・・・情けないったらありゃしません。
ちなみにワクチンが送られている国ではポリオずうっと自然発生していませんし、発生状況もイメージとは全然違うので、上のリンクをよく読んで、さらに自分で調べてみてください。ボトルキャップを集める時間と気力をもっと有意義なことにつかって欲しい。
2011.3月 日経BPの記事
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110228/261752/?P=1
エコキャップ「送ったつもり」で送料寄付したほうが50倍役立つ(笑)。欺瞞「エコキャップ」から恫喝「不要品回収」まで、激増する「悪徳エコ詐欺」を徹底暴露!作家 夏原武
このようなブログも見つけました 山口大学の方の記事です。なんか変?)プルトップ集めて車いす・キャップ集めてワクチン http://ankei.jp/yuji/?n=1337
以下の言葉を知りました。
グリーンウォッシュ=環境に配慮したふりをして金儲けをすること。
ブルーウォッシュ=(車いすの必要な人、ワクチンが買えない第三世界の子ども達などへ支援の形で)人権に配慮したふりをして金儲けをすること。ブルーは国連旗の色。
WWFJはこの取り組みを、マイナス面を含めて結局どう評価したのでしょう。キャップ運動の宣伝しただけでWWFの宣伝にはあまりならなかったのではないでしょうか?