エゾリスの会 非公式ブログ!

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ https://noken.hatenablog.com へ引っ越し

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29日エゾリスセンサス・30日モニ1000チョウ調査

29日のエゾリス調査はすばらしい好天に恵まれたにもかかわらず、5頭(23日は小雨模様にもかかわらず9頭)の確認にとどまりました。

陽の長い時期は調査開始時間は少し早めた方がたくさんのエゾリスを見られるかもしれません。暗い日のほうが遅くまでリスが活動していた、と考えることも出来そうです。
しかし、昔からこの時間で実施しているので、同じ時間で調査したほうが、比較しやすいのです。

自然林で広葉樹にかけたねぐらがありました。

*調査報告の前に募集!
モニ1000チョウ調査チームではメンバーを募集しています!
参加希望の方はこちらを参考に。
http://d.hatena.ne.jp/noken/20070514

チョウの調査はひと月に2回行っていますが、これは他のどの調査よりも回数が多いのです。ですが、実質オトナ2〜3 子供2人で行っていて、大変キビシいです!
チョウに詳しい必要はそれほどありません。興味があれば十分です。モニ1000をきっかけにチョウを知りたいというような意識で十分だと思います。小学校高学年から十分参加できます。パッと見で見分けられないチョウは捕獲するのですが、オトナがそれをやっていると、後半にはすっかり疲れてしまいます(笑)。ですからチョウはよくわからなくても捕獲要員だとおもって参加していただければさいわいです。
そもそもモニタリングサイト1000の里地里山サイトは、高精度調査よりも「持続できる市民参加の調査」がテーマともいえます。気楽に楽しく続けていくことも大事です。そして、持続こそが精度ともいえると、エゾリス調査を通して学んだつもりです。

30日も好天に恵まれ、去年よりもずっと多くの種類と数を見たように思います。
代表はこのミヤマセセリ。セセリチョウの中でも春一番早い発生を見るチョウですが、ここのところの寒さであまり活動していなかったものが、この2日間の好天で一斉に飛び出した感じです。
昨年は5月10日に2頭だけだったものが10頭以上観察されました。

このほか、オオモンシロチョウ スジグロシロチョウ エゾスジグロシロチョウ エゾヒメシロチョウ モンキチョウ ルリシジミ ベニシジミの合計8種で昨年の5種を上回っています。
チョウの観察は本当に天候に左右されることを実感。

その他数カ所でヨツボシトンボが見られました。水際だけでなく、林の中のギャップ(気がない場所がぽっかりと出来たところ)で成熟を待っているのでしょう。

この場所は15年前は手前はただの芝生でした。今はオオウバユリをはじめとする様々な自然林の植物が進出しています。これは林が育って樹冠が適度に日光を抑え、湿気も保たれ、風も抑えられ、過度な踏みつけや草刈りが抑えられた結果だろうと考えています。

雨の多い今年を象徴するように、真夏は灼熱のブロックに、コケが元気に育っていました。きれいですね。

6月の予定!

6月 20日 (日)
06:30 モニ1000鳥類調査
09:00 里山をつくろうプロジェクト
13:00 モニ1000植物&チョウ

6月 26日 (土)
夜の動物の声を聴く会エゾリスの会&里山P&モニ1000参加者限定!)
時間 16:00 〜 21:00
場所 おそらく調整池付近