炭焼き報告
遅ればせながら炭焼きの様子です。
伏せ焼きという、常設の窯を使わないやり方で長年やってます。
まるで生き物のように毎年違う。
いつもより50センチ短くしたことが、いろいろな変化を生みました。
穴掘り、敷き木を敷いて、材を並べ、枝葉をのせたあと土で被覆するのですが、我々の場合は、トタンなどで土に接触させないようにします。
火付けして、やっとくつろぎの時間。
ここで、一段敷きのペール缶ロケットストーブをつくってみました。
これがとても面白かったです。
普通現場ではたいした火力になるはずもない、たき付けにしかならない細い枝で飯ごう飯が炊けました。火力もたいしたものです!煙も少ないし、これはおすすめです。ゴトクにあたる部分には耐火煉瓦を使用しましたが、これも保温効果があり、功を奏したようです。
しかし肝心の窯の方が全然温度が上がりません。せっかく閉じた窯口を全部開けて、リスク承知でまさかの追い焚きです。材が予想以上に水を吸っていたようです。その読み違いが今回の失敗でした。
追い焚きしながら焼き肉。
ロケットストーブから出た灰です。一晩中焚いていたのにこれだけです。灰もきれい。
通常の薪ストーブや炭の焼き台も使い、ダッチオーブンでご飯もおかずも作りました。
窯あけまでの時間をモニ1000チョウ調査で過ごしました。
やや温度が高く不安でしたが、窯あけ、そして後始末。
林の保育をやれば、必ず材が出ます。これを、活動モチベーションのエネルギーにしたり、何か公共的な位置づけて利用したり、そういうことで森と地域社会が意味のある結びつきになって行くことが必要だと思います。ただ利用するだけ、ただ林に入って喜びを享受するだけなら、それは消耗の方が大きいのです。
私たちは自然に恩返しを、いくらしても足りない立場にいることを忘れてはいけないと思います。
次回の里山を作ろうプロジェクト
11月18日の活動は、航空法伐採跡地の植生管理です。森づくりをしたい方はどなたでも参加できますので、お知らせください。