エゾリスの会 非公式ブログ!

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ https://noken.hatenablog.com へ引っ越し

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ちゃんとしようよ

ビオトープってたしかに「生き物の生息場所」という意味なんだけど、それを環境保全の推進として事業を実施するとか、学校教育の一環として行うとか、自然復元の実験として行うとか、実験ではなく実際の町づくりとして行うなどの枠組みに当てはめると、そんな定義じゃ定義にならない、ということをわかっているのかな?

地球は一つのビオトープであり、この環境保全に当然つながるものとして考えられた概念だと理解しているわけ。
だから、地域ごと、場所ごとに保全・再生するビオトープは、当然「地球の生態系の正しいパーツ」を指向していないといけない。
つまり趣味じゃ駄目ですってこと。

「生き物の生息場所」っていうのはいわゆる性善説的な前提に基づいて居るんじゃないかとすら思える。
つまり、「肝心なことはみんな理解しているよね?」という前提に立っていると思う。
でも、実際には自分に都合良く解釈できる言葉として使われる場合がある。
性悪説に立たないといけないのだろうか?



生態系を区切るスケールで、当然生物相の複雑さが変わってくるし、参加のデザインも変わってくる。
私たちはその「場所」をちゃんと理解する必要がある。そこを暗黙の了解で通り過ぎてはいけない。

「例えば」そういう概念を理解してないで(あるいは理解に努めないで)「帯広の森」に関わるなら、純然たる手伝いでいてほしいと思う。
つまり、大きな裁量を与えるべきではないと思う。

いろんな森づくりがあっていいが、それこそ枝葉、いろんな方がやればいいと思う。我々は森づくりの「根幹」をつくるべきでしょう?
根幹がしっかりせずに枝葉ばかりの木は倒れるんだよ。早く枯れるんだよ。

勉強しなきゃいけないことはビオトープのほかにも山ほどあると思う。引き合いに出しやすいので出しただけです。

自分たちの寿命を考えようよ、あとの世代に何を引く次ぐべきか、消耗して疲弊した森を引き継ぐつもりではあるまいね。