野生動物になれなれしくないかい？

いやぁ全然更新していないのにアクセスががんがん伸びていると、何だか悪いことをしているような気になります（笑）。

現在「餌付けはオススメしません」を執筆中です。骨子はあるのですが、まだ文になっておりません。

みなさん、ゼニガタアザラシのコロちゃんって知ってますか？

• • • • • • • -

コロちゃん怒って人間ガブリ！　人気のゼニガタアザラシ触ろうとして　豊頃
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/35968.php
（北海道新聞）
【豊頃】十勝管内豊頃町の大津漁港付近に四年前から居座るゼニガタアザラシが見物人をかみ、豊頃消防署が救急車を出す騒ぎがあった。（中略）

　近づいても逃げない、ほえない。「人懐っこい」と思われ、見物行為は徐々にエスカレート。棒でつつくたたく、子供をアザラシの背中に乗せて記念撮影する人も出て、見かねた同町が昨年八月、「アザラシはサケの頭を食べてしまうほど強い歯を持っている」と書いた看板を立てたが、その後も足で体を押したり、犬をけしかける、悪質なマナーが散見されたという。（後略）

• • • • • • -

何だかなれなれしいって言うか、気やすいって言うか・・・、空気が読めないって言うか・・・。
小さなことからいろんな虫や生き物にさわったり、犬に噛まれたり、飼ったり、いろんな体験を普通に積んできている自分としては、リアルアザラシを見て「アザラシにさわりたい」って思わないんですよ。

その辺の体験が極端に減ってきていると、さわれる状況に見えるものはさわっていい、と思うみたいね。
それは、子供の頃に十分さわってないからかもしれない。
でも、今何とか対応しなければ行けないのなら、それなりの理屈が必要になってしまうのかしら。

アザラシは、生きてるタコやサケを食いちぎる丈夫な歯を持っています。
赤ん坊の手ぐらい簡単にちぎって持って行くんじゃないかな？

それに、さまざまな感染症を持っている可能性が高いです。例えば狂犬病。
アザラシはロシアと行き来している動物なのですよ。
またぎゃくに、人間の病気をアザラシにいつしてしまう可能性だってある。人間には軽くても、アザラシには重い病気だってあるんです。

そこに、乳児を後ろから抱いて、アザラシにさわらせようとするのですからねぇ。
それを放送したテレビ、奨励した豊頃町、犬をけしかけている画像を肯定的に載せた十勝毎日新聞の責任は否めないでしょう。

テレビ局は忘れたけど、テリー伊藤と有田さんがでてる朝のヤツ、人間がなれなれしくすることに否定的だったのはテリー伊藤だけでした。彼はエライ！！。有田さんには少々失望したので文句のメールを出しました。
有名な評論家といえども、自然や野生生物のジャンルになると、突然普通のおじさんになっちゃうことが多いですね・・・がっくりです。

ちなみに・・・看板は増えたけど同じ場所で、その後もまた誰か噛まれたとか・・・あきれてます。

話は脱線気味ですが、エゾリスといえども基本は同じ、人間はだんだんなれなれしくなってしまうのです。

この画像、わかりにくいけど餌台が３つうつっています。
この季節に餌台なんてまったく必要ないし。
制作者ごとに台があるのです。所有欲のあらわれですね。美しくないと思います。
たくさんあるのが、というだけではなく「欲」が丸見えなのが。