エゾリスの会 非公式ブログ!

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ https://noken.hatenablog.com へ引っ越し

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「月刊ISM」に餌付け問題記事続報

noken2016-04-28


4月14日のエントリの続報です。
http://d.hatena.ne.jp/noken/20160414

エゾリスはかわいいけれど・・・ 野生動物を殺す「餌付け」 
http://ismsince1990.blog110.fc2.com/blog-entry-209.html

この内容のあらましを少し紹介します。

この冬、筆者が緑ヶ丘公園を散策しようと公園にはいったところ、エゾリスが6頭も筆者の周りに集まってきて、手が届く距離にいいるものもいた。そのうち一頭がふくらはぎをひっかいたので、思わす痛いと声を出した。長さ7センチほどのひっかき傷が残った。また別な一頭が太ももまで登ってきた。リスだけでなく鳥類も手乗りで餌付けされていたとのこと。

本来の自然の質、量に見合った状況以上に増殖し、警戒心を失わせられたエゾリスの事故リスクの増大だけではなく、この事例が知床のヒグマ、シマフクロウ、キツネへの餌付けまでつながる話であることを述べておられます。そして、「自称カメラマンたちはそんなお手軽な「自然写真」を自慢するのだろうか」と結ばれていました。

餌付けをしたことで、公園のリスが来訪者に小さいとはいえ傷を負わしています。
以前の記事でも書きましたが、かわいく見えてもリスは不潔です。
リスに登られたくないのに登られた人はほかにもいると思いますよ。
人に近づくような餌付けをした人は、なんの責任もとりません。とる気も無いのでは?
不特定多数の人が思い思いに餌をやるような状況では、責任の所在も曖昧です。
では誰が責任を持つべきでしょうか?

現在緑ヶ丘公園 ( http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/midoritohna/midoritohana-index.html ) では、エゾリスや小鳥、カモだけではなく、カラスなどにも餌付けをする人が複数いる状況になっています。また、帯広市自らその「環境基本計画」で、餌付けをしないことを勧めているにもかかわらず、公共地である公園の私物の餌台が何年もそのまま…どころか増えている現状です。
http://d.hatena.ne.jp/noken/20150816

その結果、このように雑誌に書かれるまでになってしまいました。
「帯広の恥」だと私は思いますが、お読みになった皆さんはいかがでしょうか。