エゾリスセンサス3&モニ1000人為的インパクト
全域の合計で23頭のエゾリスを確認しました。しかし、分布は極端な偏りがありました。
30日にもう一度センサスがあり、各ルートごとの合計の調査距離で頭数を割ったものが、個体数増減の指標になります。
ひとつ気になったのがチョウセンゴヨウの不稔実がかなり多いことです。種子のからはあっても中身がほとんど無い状態です。確かめたものはすべて不稔でした。どのような経緯でこの状態が生じるのでしょう。すべての林分でそうなのだろうか・・・。
30日も調査参加者を募集しています!
-
- -
センサス直後にモニ1000人為的インパクト調査です。
5年ごとに簡易な植生図を作成するのですが、これが意外と楽しいものです。
航空写真を元に、予想される植生の境界線を決めます。
そして3つの班に分かれて現場に向かいます。
写真では草原だったのに樹冠で塞がれていたり、木が植わっていたり、逆に裸地だったり。
今までの生物調査では歩けないような場所や、別な視点で見ることが出来るので新鮮!
はぐくーむをおかりして昼食、現場の様子を元に線引きの検討作業。
そして植生ごとに決められた色で塗り開始! 子供たちの出番です。
ほぼ完成した植生図です。
他の生物調査と違ってすぐに成果が見えるのがちょっと楽しいです。
この調査は生物調査の長期的な考察のための基盤となる調査です。
モニ1000について詳細はこちらです。
日本自然保護協会 モニ1000里地調査とは
http://www.nacsj.or.jp/project/moni1000/about.html