野生動物の私物化・私有美化と美化報道に抗議

日テレNEWS24が野生動物への認識不足と思われる報道をしました。
スズメの恩返し？店主にも客にも大人気！
http://www.news24.jp/articles/2009/09/09/07143469.html

３か月前、店の軒先で衰弱していたチューピーに　食事をやったことが“２人”の出会い。　（中略）スズメは野鳥であるため、狩猟免許を持たない人の飼育は禁じられている。チューピーが回復するまでの親密な時間は、巣立ちの時まで続く。

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３ヶ月は異常に長いと思います。普通２週間もあれば十分以上に回復しています。
それに翼のケガなどが無いのなら、ずっと飼う必要はありません。えさが自力で食べられて、飛べるようになったらなるべく速やかに逃がすべきです。
長期にわたって狭いところで飼うと胸の筋肉が落ちて飛べなくなってしまいます。「巣立ちのとき」はとっくに昔にすぎています。

３ヶ月も飼っている理由は「執着」「依存」でしょう。離れがたい気持ちはわかりますが、飼っている人も野生動物に依存し、野生動物を人に依存させる行為はやめるべきでしょう。

これは人間で言えば拉致監禁です。こんなことを良いことのように流す日テレNEWS24は、ろくな裏付けもせずにニュースを垂れ流すダメマスコミの一つと言われても仕方がありません。

こういうニュース多すぎますよ。不愉快だ。

関係する行政（広島市）の担当は、的確な指導をすることが仕事です。
このニュースは一週間以上前から別な媒体でも流れており、これを放置することは怠慢だと思います。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909010001.html

時々、エゾリスでも似たような話題を見かけます。その度に「人間に慣れることが良いことだとなぜ思えるのか？」不思議でなりません。
マスコミは姿勢を正して野生動物について勉強してから報道するべきでしょう。
野生動物についてだけは勉強しないまま報道するのは、とても軽んじている証拠だと思います。
また「恩返し」という美化のしかたもひどいですね。閉じ込めて飼ってるだけでしょう。なつくのは生きるために仕方が無いからそうなってしまっただけですよ。

野生動物の私物化、私有とその美化報道は、それを真に受けて読んだり見たりしないように気をつけましょう。