隣接の自然林が伐採されました
「帯広の森」に接する自然林(私有地)が伐採されていました。規模はかなり大きいです。
森の東西を結ぶ要の部分でした。私有地であれば所有者が伐ると決めれば伐れます。土地について確認はしていませんが、「帯広の森」の土地まではみ出している可能性は考えないといけません。ここには写っていませんが、かなり太い木がたくさんありました。伐った木はどうしたのでしょうか?
これが帯広の現実です。こういうことは珍しくありません。市内では必ず、1年に数回あります。ただでさえ少ない緑(市街化区域内になんと2%台)なのに。
横浜市の港北ニュータウンでは、すべての公園を幹線道路を横断しなくても徒歩で行けるよう、緑地でむすび、私有地では地権者さんと協定を結んで保全しています。
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/toshokan/kyoudo/keikaku.html
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/suisin/kikaku/housin/yougo.html#2
林を私有するとこと、林に隣接することには、様々な他人にはわからない苦労があります。そのような林が公共的にたいへん意義あるものと共感していただくためには、やはりはっきりとした公共的評価、その方にステイタスを感じていただく必要があります。
もし「自分だけが苦労している」と思われたら伐るでしょう。それを一概には責められない。
「帯広の森」がはじまって30年以上が経ちなぜいま伐ったのか、それはわかりませんが、隣接地への意義の浸透が足りなかったという結果として評価せざるを得ません。
「帯広の森」が真に地域に根付いていない・・・・・根付くことが可能な施策、活動がもっと必要です。
それにしても、とても残念だという気持ちは変えようがありません。かなり大きな伐採でした。
ハイタカが一羽、伐採地を見下ろしてとまっていました。
もっと、いいニュースはないのでしょうか・・・・・