10/18-19炭焼きレポート【後編】
煙突もしっかり固定して祭りうちわであおぎます。煙との闘いです。交代しながら頑張ります。
煙突から煙が出始めました。もう少しの辛抱です。突然の雨です。ビニールシートを被せ、炭窯を守ります。
前の部分から煙が出てきました。補修にあたります。だんだん日が暮れてきました。煙は勢いよく立ち上っています。
深夜1時半、もういいんじゃないかの声で釜を閉めます。まったりした空気の朝。紅葉がきれいでした。
火入れから24時間。掘り返し始めます。ドキドキです。「おおっ、できてるんじゃない?!」
「できたー!」と思ったのも、つかの間。「発火したー!」慌てて埋め戻しにかかります。11月16日に再び掘り返すことになりました。
写真にはありませんが、炭窯をつくり、火入れをした後は時間がたっぷりあるので、夜は肉や魚を焼いて、ビールを飲んだりして楽しみました。肉をあんなに食ったのは久々でした。うまかったなー!大人の火遊びという表現がピッタリのこの活動。自分はほとんどカメラ持って眺めていただけで何もしていませんが、準備、作業ともに、お世話してくれた方々に感謝申し上げます。外でストーブに当たりながら、何もしないで過ごす時間。忙しい現代人にとって大変貴重な時間ではないかと思います。
炭焼きというのは森の恵みを頂く、人間が生み出した技術のひとつです。暖をとったり、調理をしたりするのに便利な炭。限りある森林資源を有効活用するため、昔の人は凄いことを考えついたものだと感心してしまいます。
これから、帯広の森がどんどん森らしくなっていくに従って、森林と人との関係がより密接になっていくと同時に、その樹木とどのようなつきあいをしていくかが問われます。
森の樹木が炭に変わるのを見ると、自然の恵みを分けてもらって自らが生かされていることに気づかされます。人間もその森の生態系の一部なんだという自覚が芽生えるきっかけにもなるのではないでしょうか。
それを感じるためにも、できたら今回つくった炭の一部を分けていただき、炭の火にあたりながら、調理したいなと思います。焼肉もいいですが、お煎餅でも焼けたら楽しいななどと勝手に考えています。炭焼きに参加された皆様、本当にありがとうございました。
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Sさんありがとうございました!
そして今日、掘り出しを行いました。
この炭は里山をつくろうプロジェクトの新年会で試用してみよう、と話し合っているところです。