エゾリスの会 非公式ブログ!

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11月16日(日)鳥類センサス練習と里山

炭焼きのレポートですが、まだ画像が開けないのでもう少しお待ちください。
ブログ管理人は飯能の雑木林会議にいっていたので参加しておりません。誰か書いてくれないかなぁ〜。

さて、既報予定ですが、11月16日(日) 
 8:00〜9:00 モニ1000 鳥類調査の練習(というか、どんな鳥が出るか予習)
 9:00〜12:00里山をつくろうプロジェクト カシワ実生移植 先月の炭焼きの窯あけ

鳥類調査は、繁殖期6回 非繁殖期6回 とされています。この1回とは「コースを1回調査すること」なので、1日のなかで15分くらい時間差を付けて3回歩くという形式でもオッケーなのです。とにかく100年続けられること、を念頭においていることがわかります。

※同じ日に時間差で複数回歩くという調査法はいくつかあります。
これはモニ1000の調査ではないのですが、縄張りを記録する調査法のときは、時間をずらして複数回の調査を行うことで、種類の漏らしを拾うだけではなく、ある個体がさえずりをしている位置記録をとることで、縄張りを明らかにできます。また、そのことで該当地域の個体の量的把握も出来る訳です。

モニ1000の調査は「ラインセンサス」です。
時速約2キロで歩きながら左右25m内の種類と数を記録します。記録を集積することで、種類のリストアップと各種の個体数の相対的な変化をとらえることが出来ます。

さて、今回は「調査の練習」です。
モニ1000の多くのメンバーはまだ鳥調査になはれていません。今回は主要な鳥類の「予習」。シジュウカラ ハジブトガラ エナガ ゴジュウカラ ヒヨドリ カケス アカゲラ ・・・これらの鳥がまずわかることが次につながるし、鳥を見ることの楽しさにもつながると思います。


里山の作業ですが、実生の移植です。
帯広の森」は苗木の活着はかなりいいところです。しかし所々枯死してしまったところや、許可を得ない枝落とし(善意のつもりなのでしょうが、許可を得ない枝落としは都市公園法の違反になるかもしれません)がみられます。
そのような場所へ補稙を行うのです。この場合、苗木を買うのではなく、林床に自然にはえている実生を移動するのです。

カシワの根はとても深いため、一年生の実生でもかなりひろい範囲で土を掘ります。土に食い込んでいる微細な細根をなるべく切らないようにするためです。今までの実績では、植えた後の周辺の草刈りがだいじで、オオアワダチソウなどをちゃんと除草してやれば、ほとんどが活着しています。


最後は炭の掘りだしです。
前回は掘り出した後燃え上がってしまったと聞いていますが、これは本来、炭をトタンなどにバラバラに置いて冷えるのを待つところを、窯あけした状態を一般の参加者の方に見ていただこうとして、バラバラにせずにあけたまま待っていたことが原因です。
炭は火が消えたと思っても油断は出来ません。それは焼き肉に使った炭でも同じです。水をかけておいても、翌朝見てみるとすべて燃えきって灰になっていたりします。せめて一晩は燃えるものには近づけないようにしてください。

当日参加された方は窯あけだけではなく、この機会にほかの活動もちらっと見て来いただけたらなぁと思います。