「帯広の森」エゾリスセンサス速報と次回募集

前回の調査に参加いただいた方には御礼申し上げます。エゾリスの観察数は４頭と極少で、去年のチョウセンゴヨウの結実状況からある程度予想通りといってもいいでしょう、しかしもう１回春の調査がありますのでそこでもっと正確な数字がわかるでしょう。

昭和５８年植樹で１頭（若いリス）
昭和６１年植樹で２頭
昭和５５年植樹で１頭　でした。

５５年は調査コースから少し離れていますが、これはリスが分散して行動していることを示しているのかもしれません（１回のデータではその可能性を示しているだけですが）。

単純にリスが増えたからいいとか悪いという風に判断するものではなく、長期的展望にたって森の自然とリスの関係を考察するものです。

昭和５８年植樹では、植樹した木の下に、隣接した自然林から入ってきた木の種から稚樹が育っています。
「植えた木が育って大きくなったら完成というわけではない、その次の世代の木が育って、初めて帯広の森が出来上がる」ということが、最初の計画にうたわれています。
ですからこの画像は重要なんですよ。

さて、６月の調査人も引き続き募集しております。

エゾリスの会では市役所からの委託で「帯広の森」小動物調査を行っており、参加者を募集しています。
調査ルートを５班で歩き、目視したエゾリスの位置を記録する簡単なもので、1997年から継続しています。
6月1日（日）午前6:30集合　7時から10時（コースにより違う）。帯広の森市民農園のサラダ館駐車場集合です。ヤブ漕ぎ等の班があるので長靴、雨具（晴天でも！）、軍手、筆記用具　問合せはメール返信で。小雨決行　風雨時中止。お誘い合わせのうえよろしく。鳥も多いし、自然林コースは花が見事です！　

これは速報ですので後ほど、画像など詳しいようすを書き加えます。