冬の間伐
前回の日記で使った画像は12月の間伐のようすでしたが、2月も間伐を行いました。
冬は特に足場も悪く、体力消耗も激しいので、効率を求めず、作業過程をゆっくり確実にすすめることを心がけました。
間伐しているところは、昭和61年と、昭和58年に植えた場所です。
61年の方はカシワ主体ですが、一度おおむね間伐を入れており、二回り目になりますので、それほどたくさん伐る必要がありません。
こちらの方は、航空法に引っかかる関係で、あまり高木にはできなくなっています。
ですから、地際で伐って、ある程度の高さでまた伐る、その木を何かに生かすような、昔の薪炭林のような管理の方向性が考えられています。
その一つの手法として、高いところで伐って、萌芽させ、その萌芽を利用する手段をテストすることにしました。
お茶につかう炭をつくっているところはこういう手法を使っていたと聞いています。
高いところで伐ると、このように鋸屑だらけになることがわかりました(笑)
これは試験なので、たくさん伐るわけではありませんが。
それに腕を上げてチェンソーを使うのは難しいですね。
「窓鋸」などの方が適しているかも知れません。
最初の頃の間伐は窓鋸で一所懸命やっていた頃もありました。
58年の方は針葉樹が込んでいます。しかしその下には、カシワやミズナラ、ヤチダモなどの実生がいっぱい出ています。プンゲンストウヒを中心に間伐し、カシワの林に戻れるようにお手伝いしていきます。
間伐した木は、休憩場のベンチ(といっても置いただけ)にしました。
置いただけだと腐りやすいのですが、それでいいのです。
伐木はどんどんでるので、困ることは無いのです。
余談ですが、今回初めて参加される方がいたので、チェンソーの使い方や木の担ぎ方の練習をしました。
これに懲りずにきてくれるといいんですけど・・・・
次回は、3月16日(日)9時 森の交流館にて、来年度の計画を立てます。
里山をつくろうプロジェクトのほかに、来年は環境省のモニタリングサイト1000の里地里山のコアサイトになったので、そちらの計画も立てないといけません。
作業も遊びも調査も、やってみたいなぁという方募集しています!
ブログを見て頂ければわかりますが、ここの活動はゆるーく長くつづけて、長い時間の中で意味をなせばいいと思っていますので、気張らなくても大丈夫。
ご参加お待ちしております。