エゾリスの会 非公式ブログ!

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ https://noken.hatenablog.com へ引っ越し

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池の手入れをしました&エゾリスセンサス予告

過去の池の手入れのようす。
http://d.hatena.ne.jp/noken/20150914

ここは、園路によって緩い斜面の水がさえぎられ、湿地になっていたところにアマガエルやトンボが集まりだしたため、数年前に掘り下げていただいて池にしたところです。
エゾアカガエル ニホンアマガエル エゾサンショウウオの3種類が生息する他には見られない池になっています。
トンボも大型から小型のものまで生息しています。
しかし、放置すると堆積して池がなくなってしまったり、管理がたいへんになってしまうため、多少堆積をすくい、草刈りをしています。
毎年夏場に干上がってしまいますが、今年は雨が多かったため、水深が深く保たれていました。
このことが来年の様子にどう影響するか注目しています。
来年度は帯広畜産大学のサークルが管理の軸となる予定です。

手入れ前の様子。

久々にたくさんの参加で、初参加も多く嬉しかったです。

小型のゲンゴロウ、この池は大型のものもいます。

ルリボシヤンマのヤゴ この他にイトトンボやアカトンボかエゾトンボ系の小さなヤゴがいました。

ミズカマキリがいました。杭の上にのせてしばらくたつと、空高く飛んでいきました。
この日一番の盛り上がりでした。

半分から奥はカヤツリグサ科の植物を草刈りしています。
更に奥まで草刈りましたが、そこまでやって来年は手入れ前の状態に戻ると思います。
池の中で草刈りしている手前の方は大学生ですが、実家が農家とのことでこのテの作業が素晴らしく身についていてみんな感心していました。

ルリボシヤンマのメスが産卵に来ていました。

10月まで水位が高かったので、多くのエゾアカガエルが冬眠に来るものと思われます。
来年春の産卵調査が楽しみです。

次回活動
エゾリスセンサス 10月23日(日)・29日(土)
エゾリスの巣の調査 10月23日(日)

帯広の森」は、植樹した林を含む400haの森を、目標とする植生に近づけていく作業を軸としています。
この森に小動物がどのように生息しているかを調べることは、森づくりの評価として重要なことです。
この調査は、エゾリスの生息状況にその指標を求めたものです。

帯広の森を5班に分かれて踏査し、観察したエゾリスの位置を地図上に記録します。難しくはないです(笑)。
十数年継続しており、エゾリスの観察頻度の動態にある程度の規則性が感じられるデータが取れています。
10月23日(日)6:30集合〜  秋1回目 
10時から巣の調査です。昭和55年植樹区(はぐくーむの北東側)で調べます。
10月29日(土)6:30集合〜  秋2回目 
両日とも帯広の森・はぐくーむ駐車場に集合して下さい。*時間に遅れたら置いていきます。
5班に分かれるため、コースによって終わる時間はまちまちで、最も遅い斑は10時です。小雨決行。
朝露がすごいので、長靴、雨具は必須ですが、用事はエゾリスを見つけるだけなのでw観察会気分で参加出来ます。