「池３」の手入れ
「池3」とは、帯広の森の園路をつくったことによって、もともと水がたまりやすかったところがせき止められ、カエルやトンボなどが集まりやすくなったため、正式に生きもののすみかとして手入れをしている小さな池です。
エゾアカガエル、ニホンアマガエル、ときにはエゾサンショウウオの産卵が見られ、数種類のトンボやゲンゴロウ類などの生物が見られます。
しかし、水位が安定せず、水がない時期もできるなど（そういうところを好む生物もいるが）課題もあります。
また、周囲をオオアワダチソウ群落に囲まれ、ルピナス、ハリエンジュなどの手強い外来種がおり、自然林のとなりながら植生が取り戻せない状態です。そちらの方まではなかなか手が回りません。
活動団体が増えてくれれば、連携しながら活動出来るのですが・・・。
手入れ前 池が見えないｗ
画像右手が斜面になっていて、園路で遮られて水がたまることがわかります。
草を取り、北半分では泥上げをします。
将来の日陰としてヤナギの枝を南側に埋めます。
前回は多くをネズミにかじられたので、太い枝ごと埋めます。
手入れ後
今回は夏の乾燥期間が長かったせいか、ヤゴもゲンゴロウもカエルも見られませんでした。
画像右手の斜面地の保水力アップも必要かな（そこまで手が回らないけど）。
予定されたモニ1000チョウ調査は天候が悪いため中止し、
林の様子や将来像を考えながら、ぶらぶら歩きました。
サラシナショウマが咲いたり、コウライテンナンショウが色づき、秋を感じました。
カエルがたくさん見つかるのも意外と9月が多いのです。
次回以降の予定は９月２２日（火）１３：３０〜 モニ１０００ 植物相調査
◎１３日から変更になりました。記録担当者が足りません！是非ご参加下さいませ！
９月２３日（水） ９：３０〜 市民環境交流会出展企画会議（於：はぐくーむ）
◎会報掲載の４コマ漫画の原画展として参加したいと目論んでいます。出展作品選びにご協力下さい。
９月２７日（日） ９：００〜 モニ１０００ チョウ類調査
今期ラストまであと2回です。
注：チョウ類調査は天候により調査時間を変更する場合があります。
