メモ:「帯広の森」の林分を評価するとしたら?
注)メモです。
林分とは、「帯広の森」の場合は1年ごとに区画をつくって30数カ所植えているのと、既存の人工林、そして自然林、植えていない場所、などがモザイク状に混在しているので、それらを区切って呼んでいます。
a 今後100年後の林分の姿が具体的に想定されているか。b その姿が広く共有されているか。
c そのための具体的なモニタリングが行われているか。
d 評価方法や評価は共有されているか?
e その姿を実現するための管理方法が具体化されているか?
f そのための管理方法が実行されているか。
以下、50年 30年 15年 10年 5年 …後の林分の で同文。植樹後の年にしようと思ったんだけど(おそらくほんとに評価しようとしたらそうなるか?)この文では複雑になるので「今後」にしてみた。
その明確さでたとえば4段階で評価する。すると、5年後までは見通せてるけどそれ以上は見通せてない(してない)、ということが林分ごとにわかる。
それぞれが明確でない場合は、その原因が明確になっているか否かで、さらに評価の段階を設定する。わかっているのとわかっていないのではわかっている方が上な訳だ。いやつまり仕事の評価ですよ。
あ〜、これじゃほとんど100年は低クラスだな。せめて30年くらいは見通しが欲しい。まあ、こういう振り返りをちゃんとやって自分たちを確認しないとダメだろうね。
長期と短期の見方を同時に巡らせる必要があるんだけど、そういう認識ってみんなあるのかな?それを考えるのが管理だと思うし、必要な勉強だと思うんだがな。
そして実は、林分同士のつながりが想定されているか。という見方も当然必要で、それは結局、全体の計画があり、それが個別の林分におりてくるということなのです。時間的な長短スケールと、空間的な大小スケールの両方を意識して森づくりをする必要があるのです。
結局いろいろな要素(その時々の自然の状態 再生の評価 モニタリング実績 つながりの評価 利活用の質と量の適合性=多ければいいというものではない 認識の共有度 想定とのズレ などなど)を具体的に記録していけば評価は出るんだけど、つまり「それを読めない」「読んでわからないと言わない」そういうことが今までずっと続いてきたんだよねきっと。そういうのヨクナイよ。
ハイそこの人!わかっていますか??わからなかったら素直にわからないと言ってくださいね。
今認識されていることと、されていないことが、林分ごとにまとめられているところまで、まずはそこまで走るべきか。
追記:遺伝資源(内含する、あるいは隣接、直近の、自然植生)の位置 内容 量 接触面の長さ 回復のための遺伝資源の調査の有無
管理(草刈り 間伐 回数・頻度 管理作業者 人数)
画像は清水町の「十勝千年の森」です。