帯広の森でまたオオウバユリ被害・アヤメの盗掘
昨年に続き、またオオウバユリがいたずら?被害を受けました。
以下のリンクは昨年の被害状況です。
http://d.hatena.ne.jp/noken/20090925
第二柏林台川のエゾリスの会の観察小屋付近のオオウバユリは、昔は1本もありませんでした。それが10年以上もかけやっと林床植生が復元して来たのです。それが20株ほど棒のようなもので叩き折られ、ほとんどが花をつけていません。
ここはオオアワダチソウ(要注意外来生物)に埋め尽くされた中に、かろうじて生育していたものを発見し、その周りのアワダチソウを2年間抜いて、ようやく株が大きくなり、開花したところでした。種を落とす前に誰かに盗掘されてしまったのです。
ひどいものです。怒りを禁じ得ません。
「帯広の森」は公園です。自然を取り戻す方向で作っている公園です。
そこを荒らして回るのは、市民一人一人の家の庭を荒らすようなものではないでしょうか?
アヤメは種まきから3年もあれば開花します。そんな事も待てない者に盗掘されたという事も不愉快です。
マナーの悪さをあがればキリがありませんが、花を欲する欲はあっても、自然を育む愛がない、といえそうな出来事でした。