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帯広の森・はぐくーむ 4/3オープン

noken2010-03-29


十勝毎日新聞に掲載されましたね。

記事をリンクしましたので、中身を読んでみてください。

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帯広の森からエコ発信 「はぐくーむ」3日オープン
2010年03月29日 14時13分
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100329-0004851.php

帯広の森・はぐくーむ」(帯広市南町南9線)が4月3日にオープンする。帯広の森の管理育成・情報発信の拠点で、間伐材からペレットを作り暖房燃料を自給、太陽光パネル発電も導入し環境に配慮した。(以下略)

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帯広の森の管理育成・情報発信の拠点」これがはぐくーむです。
しかし記事を読むと、管理育成・情報発信についてはあまり書かれていません。
エネルギー問題は「付録」なのです。この記事は付録の方が大きい。

本来「森の管理」とは、造成、手入れ、安全、利用、情報発信などすべてを含みます。
しかし、そのことは「勉強」しなければ理解できません。字面で「管理」とよむと狭い範囲の行為しか思い浮かべることが出来ません。新聞、市役所だけではなく、関係者の多くや市民の理解が進んでいないため(もし自分が理解していても、自分しか理解していないのでは?と言う気分があるために)、ちゃんとした言葉が使いにくいのです。

帯広の森」造成から34年以上経っています。いくら何でも30年あれば、その理解や普及は可能だったと思います。
その点については私たち関係者の怠慢だと指摘したい。

ここで誤解していただきたくないのは、言葉だけの問題ではなく、それが「帯広の森」の意義や、まさに管理の必要性などの理解の阻害につながっているということです。

言葉は大事です、ところが自然のことになると多くの人の言葉遣いはどうもいただけないと感じます。

帯広の森」には34カ所以上の植樹区域の他、防風林、人工林、自然林、河畔林、未植樹地などにわかれているため、それぞれの場所に応じた管理と、お互いの林分のつながりを考える必要があります。

全体的な管理計画を見なおすときに、いきなり考えてもこの400haという広大さでは、すぐには追いつかないと思います。
少しずつ調べながら論議して組み立てていく必要があると思います。
それは、施設がなくても出来るのですが、まだはじまっていないと言っても過言ではありません。

記事にそれが現れていると思います。

帯広の森・はぐくーむ この施設の一番の使命はまず管理を考えるための「下地をつくる」ことです。林を見て(あるいは既に見た記録を)把握し、共有できるカタチにすることです。そして、記事にならないところで、その準備は進められているのです。

これを支えるのは市民の皆さんの利用です。
一般の方の利用とは
「自分が森で見て、聞いて、感じること」「森を理解すること」「森の育成に自分の力を生かすこと」etc.
を「他のみんなにも共有してもらうこと」だと思います。
この共有のステーションとなるのが「帯広の森・はぐくーむ」だと理解していただきたいと考えています。

そしてマスコミにできることの一つは、地味だけれど重要なものを、市民が理解共有できる情報にして発信することです。言葉をそのまま横流しすることだけでは何も進歩しないでしょう。そしてなぜ、自然のことだと雑になるのでしょう。

私たちも微力ながら力を出していきたいと思います。