寒い日 鳥・草取り→チョウは中止
どうも海岸から入り込んだ海霧が重くのしかかっていたようです。
こういう日は札幌ではリラ冷えと呼ばれるようですね。
鳥類調査はなんと6人に達せず、3班目は一人で歩くという状態。
案外と鳥が多く、楽しめましたが・・・ちょっと先行き不安です。
やっぱりみんな、華々しく鳥が出るところの方がいいんだろうなぁ・・・
今年の繁殖期調査はこれで終わりで、次回の鳥の調査は12月です。
コサメビタキが営巣していました(800mmで撮影、トリミング)。
里山Pは植生管理です。
今回はおもに航空法伐採地のオオアワダチソウの抑制です。
単純に外来種だから抜く、のではなく、目標とする植生に近づけていくために、例えば、
ナワシロイチゴの群落が発達しようとしているからそれを支援する。とか、
アワダチソウのライバルとして帯広の森から採種したオミナエシの成長を助ける。
(このヤブマメとのたたかいはつらかった)
などの方向性を持ってやっています。
天気が悪いため、チョウの調査は中止となりました。(もしかしたら土日のどちらか、天気がよかったらやるかも知れません)
休憩場所のすぐ横でキビタキがさえずっていました。
その声を聴きながらお昼を食べ、森の中をみんなでちょっとぶらぶらしながら観察しました。
これが面白かった。
画像の場所はいつも集合する昭和61年植樹区の一部です。
「植えた」林に見えますでしょうか?
自分たちの手入れの方向性が、自然の側から評価されたような気がして嬉しい。
この瞬間こそが、森づくりの醍醐味なのです。
一番驚いたのはフタリシズカがこの林の真ん中にあったことです。
この植物の播種様式はどうなっているんだっけかな?
オオバナノエンレイソウや、オオウバユリもいつの間にか植樹林に入り込んできています。
特にオオウバユリはことしは盛大に開花しそう!
ミズナラの雌花が、ちいさなドングリの形になりつつありました。
ヤマブドウのつぼみがたくさんありましたが、残念ながら雄花だったようです。
さて、お怒りモードですが、画像の場所はいつもいつも「庭の手入れゴミ」が捨ててあります。見る人が見ればわかるでしょう。
おそらく特定の人がやっているのでしょうが、板ガラスが何枚も捨ててあったりして危険です。やめて欲しい。
同時に、行政はもっと「帯広の森」を腹をくくってアピールすべきと思います。
行政がだらしなければ市民もだらしなくなる。逆もまた、真実です。
次回は6月26日(日)午前にチョウ調査、午後に植物調査です。たくさん参加がありますように。