「帯広の森」をかんじきでウオッチング!
2月1日日曜日、氷まつりとかさなったにもかかわらず、会員を含め19名で行うことが出来ました。ちょっと冷たい風がありましたが、いい天気で、観察会日和でした。
今回は「つぶつぶ」のキモイ系の発見がいくつかありました。この卵は随所にありましたが、わからないので先ほどネットで調べてみましたところ、クヌギカメムシの卵であることがわかりました。表面のゼラチン質は保護層で、本当の卵はこの中にあります。
これはキツネの採食した穴を覗き込んでいる参加者の方!雪のない季節にはこの林を歩かれているとのことでした。
あっ!虫がいっぱいいる様子とか「つぶつぶ系」が嫌いな方は下を見ない方がいいですよ!!
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うわ〜〜〜〜
これはアブラムシの越冬卵です。おそらくクリオオアブラムシでしょう。ミドリシジミ類の卵をずーっと探したのですが、見つからず。アレはかわいいんですけど、残念。
これは意外でした。森の奥の方ではなく、里山Pの集合場所の近くにモモンガの糞がありました。ただし、たいしてつもっておらず、ここに定着してはいないようです。どこからか移動中の個体がいたのでしょう。思わぬ発見に沸き立ちました。
発見と言えばこのオオウバユリも、いったいいつ咲いていたの!?ここは植樹区なので、オオウバユリのような自然林の林床を象徴するような植物はごく少ないのです。雪が溶けたら目印しておこうかな。それとも誰か立てたのでしょか?
冬の観察会と言えば足跡。
真ん中やや上にエゾリスの足跡、右側にキツネが通過した跡。では、「ひも」のような跡は何でしょう?
これはネズミです。雪の下をネズミがトンネルをつくりがなら移動し、あとでトンネルの天井部分が落ちてしまったようです。雪は一種のレコーダー、生きものの行動を記録しておいてくれます。ですから夏場よりも生きものの動きを誰でも簡単に観察することが出来るのです。それから、かんじきで雪の上を歩く浮遊感も独特で、それだけでも楽しいです。
画像はありませんが、鳥類はキクイタダキ マヒワ ヒヨドリ シジュウカラ ハシブトガラ ヒガラ ゴジュウカラ エナガなどが見られました。
来年もこの観察会は続けていきます。どうぞよろしく。
ちなみに、去年のかんさつ会のようすはこちら!
http://d.hatena.ne.jp/noken/20080203