モニ1000ほ乳類調査下見
モニ1000はエゾリスの会の方だけではなく、多くの立場の方の参加をいただいているのですが、特にほ乳類調査については、同じように「帯広の森」の保育作業をされている「森の回廊@十勝」の方など、多くの参加希望をいただいています。
今回下見をして思ったのですが、やはりほ乳類調査はある種の夢があるというか、ドキドキするものがありますね。
水辺をわたる倒木、林のなかのオープンスペースなどをよく通過するのだそうです。
「帯広の森」にどのように中、大型ほ乳類がやってくるのでしょうか?
森の北、東はほとんど市街地で封鎖されている格好です。元々「帯広の森」構想は市街地の拡大を押さえる緑のエッジの役目ですから不思議ではありませんが、野生の動物にとっては一種の壁になります。
また、南側にも市街地が伸び、さらにこれを取り巻くように高規格道路(基本的に「土盛り」なので動物の通路は河川などに限定されます)が建設されています。
西は「帯広の森」をややかすめるような形でやはり高規格道路が通過しています。この辺のお話は、別な機会に図面付きで説明した方が良さそうですね。
この、高規格道路が高架でまたいでいる、帯広川中流域の崖地の段丘林が、「帯広の森」への遺伝子供給の最も太い命綱です。
今回のほ乳類調査、ロボットカメラを仕掛けるのですが、この帯広川の林から「帯広の森」の自然林→植樹林→道路ごしの植樹林という、段丘に残る自然林にそって、西から動物が入ってくるようなストーリーで考えています。
参加希望の方9月20日13:00 モニ1000ほ乳類調査講習会 よろしくお願いします。